名前の由来

BOX OUTという名前は、”Out Of The Box”という英語の表現に由来します。
インターネット上等の訳語で”OOTB”と表記されることもあります。
「形式や既成概念に囚われられない、従来の常識を破る、創造的な」等の意味がある言葉で、 “In order to come up with an innovative idea, you need to think out of the box.”(訳:革新的なアイデアを得るためには、既成概念に囚われられないで考える必要がある。)というような使われ方をします。

この”Out Of The Box”という言葉は、元々は1980年代に戦略コンサルティングファーム等でlateral thinking(水平思考)の例を顧客に示すために使われた有名なクイズから来ていると言われています。
問題:正方形に並んだ9つの点を、同じ線をなぞらずに一筆書きの4本の直線で繋げることができるでしょうか?また、3本の直線で繋げる方法は無いでしょうか?
<クイズ図>

解答:以下のように繋げば可能です。
<正解図の例>

但し、「箱の中」でのみ繋げようとするとどうやっても繋げられない、という問題です。
それ故に文字通り、”Think Out Of The Box”することが求められている訳です。
そして、2000年代に世界的なベストセラーとなった「自分の小さな箱から脱出する方法(Amazonリンク: https://amzn.to/2RbWaW3 / 英題:“Leadership and Self-Deception: Getting out of the Box”」という本で更に「他人の考え方や立場、視点を理解して考える」という意味も加わり、一般的な表現として市民権を得ました。
さて、そんな私達はこの表現にあやかってBOX OUTという名の学習塾を立ち上げることにしました。
その名前には勿論既成概念に囚われられず、他人の視点で物事を考えることのできるような子どもを育てたいという私達なりの考えがあります。
ただ、それらは決して知識やスキル、技術として教えられることではない、ということも理解しています。
比喩的な表現になりますが、私達ができるのはあくまで「箱の外に出るための梯子の一部を一緒に作ってあげること」に過ぎません。
最終的に梯子を完成させ、箱の外に出る決断をし、梯子をよじ登って箱の外の景色を見ることが出来るかどうかは、厳しい言い方をすれば「その子ども次第」です。
悲しいですが、一生その梯子の一部を使わないという人だっているかも知れません。
でも、いつかその時が来たら必ずその子どもの一助になるような教育を与えてあげたい、というのが当塾の名に込めた子ども達に対する精一杯の想いです。

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